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脳卒中の警告サイン:すぐに救急車を!
脳卒中の代表的な症状
もし下記の様な症状が一つでも”突然に”生じたなら、直ちに救急病院、または脳神経外科や神経内科のある病院にかかってください。
- 突然出現した顔、手足のしびれ、または脱力感。特に右側の手足、あるいは左側の手足といった片側だけに起こった場合。
- 突然出現した言葉の障害あるいは混乱状態。舌がもつれた感じ、言いたいことが言えない、相手の言葉が理解できないなど。
- 突然出現した片目、あるいは両目が見えない、見えにくくなる症状。
- 突然出現しためまい、歩行障害。
- 突然出現した原因不明の激しい頭痛。
突然次のような症状が生じたら救急車を!
脳卒中は40代からがあぶない!小学館、植田敏浩、より引用
どうして早く病院へ行った方がいいの?
脳卒中を疑ったら、躊躇せずに直ちに119番に電話して救急車を呼んで下さい。”脳卒中を起こしたら動かしてはいけない”というのは大きな間違いです。一刻も早く専門病院での治療が必要です。できる限り早く、正確な診断をして治療を開始するほど、良い治療結果が期待できます。
意識を失って風呂場やトイレで倒れた場合には、注意深く居間に運んで、呼吸がしやすい楽な姿勢で横にして、救急車の到着を待ってください。また、嘔吐があった場合には、吐物で窒息することのないように気をつけてください。
特に脳梗塞の場合には、発症してから数時間以内に治療を開始すれば、症状を早期に回復させ、後遺症を最小限にくいとめることができる可能性があります。また、上記のような症状が出現した後、数分間で全て回復してしまったとしても安心はできません。これは” 一過性脳虚血発作”と言って大きな脳梗塞の発作が起こる前触れであり、重要な危険信号です。直ちに専門医を受診してください。
ACT FAST
米国脳卒中協会では、脳卒中を疑う人に対して、3つのテストをすることを推奨しています。そのうち1つでもあれば脳卒中を疑います。「ACT FAST」というキャンペーンです。
- 笑って下さい。
- 片方の顔が下がっていませんか?
- 口角が下がっていませんか?
- 両手を挙げてください。
- 片方の手が下がってきませんか?
- 簡単な文章を言って下さい。
- ろれつがはっきりと回っていますか?
- 文章を正しく繰り返せますか?
- 言葉が理解できていますか?
- これらの症状がどれかひとつでもあれば、時間が勝負です。
- 119番に電話するか一刻も早く病院に行って下さい。
- 脳梗塞は1分1秒でも早く治療を開始することが大切です。
- 脳細胞はどんどん死滅していきます。
脳梗塞の症状は3つの「ヘン」:日本脳卒中協会
日本脳卒中協会では、
- 口がヘン!
- 言葉がヘン!
- 手がヘン!
と3つの「ヘン」な症状が「突然に」現れたら、脳梗塞のサインなので すぐに救急車を呼んで(119番をして)、病院へ行くことを推奨しています。